ツバメウオ

2017年1月19日木曜日

ツバメウオ属 トールマイ・トウアカ 瀬底漁礁

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和名:ツバメウオ
学名:Platax teira  (Forsskal, 1775)
2012年1月5日 沖縄 瀬底島 瀬底漁礁 -14m 25cm 30匹群れ


ツバメウオ・・・英名ではBatfish(コウモリ魚)と呼ばれています。
しかし、ツバメにしてもコウモリにしても成魚が泳いでいるのを
見る限り、あまりピンとくる名前ではありません。
真下からあるいは真上から見たときに、ツバメやコウモリに見える
瞬間があるので、もしかしたらそこから命名されたのかな?
または、若魚の頃の姿からだろうか?

沖縄では真栄田岬でのツバメウオの群れが有名ですが
漁礁などでもよく群れを見かけます。
図鑑を見ると体長30cm~100cmと書いてあり
1mのツバメウオを見たことはありませんが、もし
そんな群れをみたら大迫力でしょう。 一度見てみたいものですね。

那覇の居酒屋で一度「ツバメウオのから揚げ」を食べたことが
あります。から揚げといっても「素揚げ」に近いものでしたが
しいていえば「カレイの姿上げ」のような味で、意外と美味でした。
時期によっては脂がのって刺身でもうまいそうで、見た目では
判断できないおいしい魚のひとつのようです。



幼魚は沖合いの表面に浮かぶ流木などに群がったり
内湾のサンゴ礁で群れを作ったりしています。

食性は雑食性らしく、人に馴れやすいため自然条件下でも餌付けを
簡単に行うことができるため、真栄田岬のツバメウオなどはダイバーを
みると追いかけてくるほどです。

伊豆あたりでも若魚はみられるようですので、沖縄では成魚の群れを
目当てにするとよいかもしれません。
ワイド写真の被写体には最適ですね。



よく似たお魚にアカククリがいますが、アカククリは単独でいる
ことが多く、また口がとがっているので、判別は容易です。

2012年10月9日 瀬底島 トールマイ・トウアカ -14m 25cm 30匹群れ


【その他の近似種】
ミカヅキツバメウオ
ナンヨウツバメウオ

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