和名:ヒメダンゴイカ
学名;Sepiola parva Sasaki, 1914
ヒメダンゴイカのハッチアウトの瞬間です。 手のひらサイズの石を捲ったら、直径2mm程の白い卵塊がありました。 「あっヒメダンゴイカのタマゴだな」と思い、写真を撮ろうと思った瞬間、ワラワラと子供たちがハッチアウト! 写真はタマゴを破って出てきた瞬間の赤ちゃん、なんだかとてもキュートですよね。 こんなに小さくても、ヘルメットみたいな頭にミミがついているのがとてもかわいいですね。
ポイントは砂地のポイントで、手のひらサイズの石を捲ると上記のような直径2mmほどの半透明のタマゴの集まりがありました。 ヒメダンゴイカはナイトダイビングで砂地の上にちょこんといる場合があるので、こういった少し砂のある岩の下に産卵するのかな?
少しアップにしてみると、タマゴの一つ一つに黒い目が見えると思います。 多分ですが、石を捲ったショック(光が当たって?)で一斉にハッチアウトしたのだと思います。 私が見たのは2011年6月14日12:00ごろでしたので、昼間でもヒメダンゴイカはハッチアウトするんですね。 ウェブで「ヒメダンゴイカ ハッチアウト」で検索したところ、
★2011年6月6日(12:00ごろと思われる) 慶良間でハッチアウト
★2011年05月26日(10:00ごろと思われる) 慶良間でハッチアウト
★2010年5月6日(12:00ごろと思われる) 慶良間でハッチアウト
★2008年11月10日(15:00ごろと思われる) 慶良間灯台下でハッチアウト
★2011年6月14日(12:00ごろ) 私が確認
が確認されていました。 ということは、5月上旬~6月にかけて集中していますが、11月頃の記述もあるため、一年中ハッチアウトするのかもしれません。 今後の課題としては、このヒメダンゴイカのタマゴがどの時期に産卵されているのかを気をつけてみていきたいと思います。
肉眼では、ヒメダンゴイカの耳まではなかなか確認できませんが、写真で撮ると、本当にかわいい耳が写っていてたまりません。 ぜみ見てほしいなあ~
注意1)
ちなみに、ウェブではミミイカ、またはミミイカSPのハッチアウトの記事もたくさんありました。 タマゴの形や大きさ、ハッチアウトした時のイカの姿がとても似ていたので、ヒメダンゴイカなのかミミイカ(またはミミイカSP)なのかは、はっきりとは分かりません。 もし、どなたかご存知でしたら教えていただければ幸いです。
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